らぶっ!ゆるかわ男子


「そろそろ出かけるか。外も暗いしイルミネーション始まってんだろ」


祐吾くんが立つと皆も行動し始めた。


一人を除いて…。



「……咲月、寝てんだけど」


拓哉くんがソファーに寄り掛かって寝ている咲月くんの頬をつんつんする。


そうにも関わらず、ぐっすり寝ている咲月。


睫毛が長くて、僅かに開いてる口が可愛くて……胸がっ!!


可愛すぎるっ!!



「うーん。どうするよ」

「咲月置いて行けば?」

「可哀相じゃない?それ」

「んじゃ出かけるの止めるか?」

「それもそれで嫌だ…」


四人が悩んでる中、私は一人突っ立ってた。


こういう時、頼れる人がいて良かったなって思う。



思い耽ってると、祐吾くんとバッチリ目が合った。




………前にもあったな、このパターン。
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