らぶっ!ゆるかわ男子


「裕子、寒くねぇ?」

「うん、大丈夫」


そっとさりげなく繋がれた私の右手と君の大きな左手。


夜の街に輝きを放つクリスマスイルミネーションの中を私は君と肩を並べて歩いた。



そんな些細なことが凄く幸せなんだよ。



君は知らないでしょ?





君が笑えば私だって嬉しくなる。笑顔になるんだよ。

君が泣いていれば私だって悲しくなる。吊られて泣いちゃうんだ。

君が怒れば私だって怒るよ。




そう思えるくらい、私は君に惹かれてる。


最初の印象がどんなに悪かったとしても今はこんなにも大好きだから。




だから、ねぇ。


もう一度、私を好きになってくれる?
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