らぶっ!ゆるかわ男子
「ちょっと公園寄っていい?」
「拓哉が公園とか似合わない。ぷ」
「笑うなよ!」
他愛もない話をしながらたどり着いた公園。
砂場の近くにある木で出来たベンチに腰を下ろした。
「咲月と華衣ちゃんは今頃どうしてるかな」
「どうだろ?何気上手くいってたりして」
「だといーけど。あいつらお似合いな気がするもんな」
「可愛いよねっ」
静寂の夜の公園で私たちの笑い声が響く。
こうして何気ない時間を君と過ごせることが私の幸せ。
ずっとこのままでいい。
一緒にいれるなら何にもいらないよ。
いつまでも君だけを想うから、想っているから。
私の想いが少しでも気付いてくれたら、どんなに嬉しいかな。