弟と私の関係-番外編-
暫くぷかぷか流れていると、玲緒がおなかすいたと言ったので一旦上がることにした。
「なに食べる?」
「あ、あのね…お弁当作ってきたの」
「え?」
お弁当!?玲緒の手作りの?
玲緒をじっと見ると、手で顔を隠しながら“まずいかもしれないけど…”と言った。
やっべぇ…超嬉しい。
てか同じ家に居ながら全く気づかなかった。
「陽琉?どうしたの?今日ボーっとしてばっか」
「え?あ、そんなことねーよ」
「そう?」
目の前を見ると、もうお弁当を広げ終わっていた。
うまそう!!
「いただきまーす!」
「どうぞ」
まずは卵焼きから。
う、うまぁ!!