弟と私の関係-番外編-
「玲緒ー」
「何?」
「次、どこ行きたい?ご飯食べた後」
俺がおにぎりを食べながら聞くと、玲緒はうーんとうなりだした。
波のプールは…なんか、な。
流れるプールは、さっき行ったし。
他のプールは…なんかあったっけ?
「あ!ねぇ陽琉、あれ乗ろう!」
玲緒が指差したのはジェットコースターだった。
そっか、ここ遊園地もいけるんだっけ。
「いーよ、じゃ食べたら行くか」
「うん!」
玲緒は嬉しそうに微笑むと、食べ終わったお弁当箱を片付けだした。
暫くして俺も食べ終わり、ジェットコースターの乗り場に向かった。
「うわ…混んでるね」
「だな」
乗り場に着くと、結構な人が並んでいた。
1時間待ち?まぁーいっか。