弟と私の関係-番外編-




並びながら玲緒とくだらない話をしていた。



昔の話とか、学校の話とか色々。



なんかこうしてると、本当に付き合ってるんだなーって実感する。



なんだかんだ玲緒と話していると、あっと言う間に俺らの番になった。



「一番後ろとかラッキーだね!」



「だな」



「ねぇみて、ここ」



玲緒が前の掴むレバーの左側の壁?を指差した。



「あ、何か書いてある」



よく見ると相合傘が書いてあった。



「すごいね、こんな所に書くなんて」



「そうだなー俺らも書く?」



「いいよ。てかペン持って無いでしょ?」



「それが、ジャジャーン」



手からペンを出すと、玲緒はビックリした顔をした。



そりゃあペン持ってたら驚くよな。



まぁさっきそこで拾ったんだけど。
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