弟と私の関係-番外編-




小学校5年生のとき、母さんの手伝いで一緒にご飯を作っていたとき……




「陽琉ーこれ、適当に切っちゃって頂戴」




「はーい」




母さんからねぎを受け取って、適当に切っていく。




その時、




「ってぇ!!」




指を軽く切ってしまった。




どうしよ……とりあえず水で…




と思ったとき玲緒が、切った俺の指を掴んでペロッとなめた。




え…?




「姉ちゃん?」




「じっとして」




俺の目を見ながらいう玲緒に、俺は静かに頷いた。
< 3 / 66 >

この作品をシェア

pagetop