弟と私の関係-番外編-
朝目が覚めると玲緒が居る。
たったそれだけのことなのに、俺はニヤケが止まらなくなる。
可愛い顔してぐーぐー寝てる玲緒を見つめながら髪の毛をなでた。
「ん、んーー」
俺のほうに擦り寄ってきた玲緒。
可愛すぎなんだけど。
でももうちょっと離れてくれないと、まずいかも。
「玲緒…離れてね」
そっと玲緒の体を俺から離す。
これで大丈夫だろう。
安心して玲緒を見つめてると、また擦り寄ってきた。
これは非常にまずい。
「玲緒……襲っちゃうよ?」
なーんて。
「いい……よ」
「えッ?」
玲緒の思いがけない言葉に、目をまんまるにして玲緒を見る。