弟と私の関係-番外編-
ゆっくり顔を近づける。
あともう少しで…って所で玲緒の目が開いた。
「うわ!陽琉、何してんの?!」
「…何って」
何でこのタイミングで起きる?
ありえねーんだけど。
「キス、しようとした」
「どうして」
「玲緒が起きないから」
「えッ?起こしてたの?ごめん」
慌てて起きる玲緒を、ギュッと抱きしめた。
「え、陽琉…?」
「玲緒可愛かった、すげー寝言言ってた」
「嘘!?」
“最悪ー”て言いながら、玲緒は顔を手で隠した。
別に照れなくてもいいのに。
まぁ結構凄いこと言ってたけど(笑)