弟と私の関係-番外編-
「ねぇあたしなんて言ってた?!」
「んー秘密」
「え!?何?!」
“気になるー”と騒いでる玲緒に、俺はそっとキスをした。
「玲緒、可愛い」
「もー朝から止めてよ!」
照れてる玲緒を見て、俺はそっとベッドから出た。
さて、朝からイチャイチャできたことだし準備するかな。
「陽琉、どこ行くの?」
「ん?ほら、今日はデートだから」
「えッ?デート?誰と?」
「ひよとれん」
そう言うと、玲緒は一気に安心した顔をした。
ひよとれんは1年前に産まれた、俺達の兄妹。
まさかの双子で、俺は驚いたな……
「そっか、なら大丈夫」
「だろ?多分もうすぐ来るんだよな…」
俺が時計を確認するのと同時に、チャイムが鳴った。