弟と私の関係-番外編-




「そーかよ。でもひよは陽琉兄ちゃんのほうが好きだもんなー」



そういうと、ひよは俺から離れて玲緒のほうに歩いていった。



何だよ、ひよまで玲緒かよ。



「あれ?ひよも来たの?じゃあ一緒に遊ぼうか」



玲緒は二人を抱きかかえて、遊んでいた。



俺、ダメじゃん。



「陽琉ふられたね~そのうち玲緒にもふられるんじゃない?」



「は?まじそういう冗談やめろよ」



現実になりそうで、怖いわ。



「ごめんごめん。でも玲緒、いいお母さんになりそうね」



「あぁ」



楽しそうに二人と遊んでる玲緒を見て、笑みがこぼれる。



俺達に子供が出来たら、あんな風になるのかな。



「まぁ陽琉はきっと子供になつかれなさそうだけど」



「いや、懐かれるだろ」



「ふ~ん。だったら早く孫の顔見せてよ。結構楽しみにしてるんだから」



「あぁ」
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