弟と私の関係-番外編-
「れんはひよのお兄ちゃんでしょ?だからダメだよ」
「えー何で?ひよ、れんだーい好き!!」
嬉しそうに言うひよに、まぁまだ3歳だからいいかと思った。
暫くひよと話していると、係りの人がやってきた。
「あのそろそろお時間です」
「はい」
「お姉ちゃん行くの?」
「うん。ひよもお母さんの所行こうね」
「うん!」
ひよと一緒に入り口まで向かうと、お父さんがそわそわしながら待っていた。
「お、おぉ…玲緒。綺麗だな」
「ありがとう。お父さん緊張しすぎじゃない?」
「そぉか?結構落ち着いてるけどなぁ…」
と言いながら、キョロキョロ辺りを見回していた。
全然落ち着いてないじゃん。
しっかりしてよね。
お父さん。