弟と私の関係-番外編-



「では入場です!」



時間になり扉が開く。



ゆっくり一歩ずつ歩いていく。



前にはタキシードを着た陽琉が待っていた。



かっこいい。



陽琉の所まで何事もなく歩いていくと、お父さんが陽琉に言った。



「陽琉、玲緒を頼んだぞ」



「おぅ」



お父さんは私から手を離して、陽琉と入れ替わった。



「陽琉、かっこいい」



「玲緒も綺麗だな」



こそこそ話をしていたら、神父さんが誓いの言葉を言い始めた。



「新郎 陽琉 あなたは
 新婦 玲緒 が
 病めるときも 健やかなるときも
 愛をもって 生涯
 支えあうことを誓いますか?」



「誓います」



「新婦 玲緒 あなたは
 新郎 陽琉 が
 病めるときも 健やかなるときも
 愛をもって 生涯
 支えあうことを誓いますか?」



「誓います」



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