弟と私の関係-番外編-




「では、誓いのキスを」



神父さんの言葉で、陽琉と向き合う。



ドキドキドキドキ。



陽琉がゆっくりとベールをあげる。



そして…



チュッ



誓いのキスをした。



その瞬間



「おめでとーーー!!」



みんなから祝福の声が聞こえた。



「祝福されてるな、俺ら」



「そうだね。嬉しい」



「玲緒、可愛い」



そう言うと陽琉は私をお姫様抱っこした。



「ちょ、陽琉?!」



「いーじゃん、今日ぐらい」



にっこり笑う陽琉に、私はこくんと頷いた。
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