メイドの彼氏はお坊ちゃま!?
あ…れ? ココ、どこだろう…。


「華。」

「優…。」


ココは、私達の部屋だという事が分かった。


「お前、どうしたんだよ?」

「-……。」


なんて言えばイイ?

悟に告白されてパニクッた、なんて言えない。


「悟が急に倒れたって言うから…。」


優はとても心配そうな顔をしていた。


「ん、めまいがしただけ。」


なんでこんな時にそんな顔するの?
すっごい…ドキドキするじゃん。


「マジ?」

「うん…。」


嘘付いた…。


「じゃ、ゆっくり寝てろ。な?」

「うん…。」


ゴメンネ、優。


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