メイドの彼氏はお坊ちゃま!?

あの後、お風呂に入って、今はベッドの中。


   ・ ・
「で…かもって何?」

「―――…私、頭殴られて、気絶しちゃったの。」


――――……。


「じゃぁ、まだレイプされたって決まったわけじゃない。

「でも…。」

「俺は、レイプされてたとしても、変わらずに好きだから。」


と言って、優は私を抱き締めた。


「優……………―――――――――――――――――。」

「俺が華を守るから…。」

「――――――――ッッ!!」


もう…涙しか出て来ないよ…。

だってね、軽蔑されると思ったんだもん。
なのにさ、こんな事言われて…。


「もう、大丈夫だから。」

「う…っん……。」


私は静かに眠りについた。


~優*side~

なんか…いろいろ言ったら恥ずかしくなってきた。

華は今寝てる。


お袋…何考えてんだよ!?


~悟*side~

たまたま俺は幸サンの部屋の近くを歩いてた。


「えぇ♪ 順調よ、波嘉。」


波…嘉?

あぁ、電話中か。っつーか丸聞こえ。


「ねぇ、波嘉。そろそろ…真実を話さない?」


真実…?


「えぇ。じゃぁ、来週ね♪ バ~イ☆」


どこの人だよ…。って…俺には関係ねぇか。


< 63 / 75 >

この作品をシェア

pagetop