メイドの彼氏はお坊ちゃま!?
あの後、お風呂に入って、今はベッドの中。
・ ・
「で…かもって何?」
「―――…私、頭殴られて、気絶しちゃったの。」
――――……。
「じゃぁ、まだレイプされたって決まったわけじゃない。
「でも…。」
「俺は、レイプされてたとしても、変わらずに好きだから。」
と言って、優は私を抱き締めた。
「優……………―――――――――――――――――。」
「俺が華を守るから…。」
「――――――――ッッ!!」
もう…涙しか出て来ないよ…。
だってね、軽蔑されると思ったんだもん。
なのにさ、こんな事言われて…。
「もう、大丈夫だから。」
「う…っん……。」
私は静かに眠りについた。
~優*side~
なんか…いろいろ言ったら恥ずかしくなってきた。
華は今寝てる。
お袋…何考えてんだよ!?
~悟*side~
たまたま俺は幸サンの部屋の近くを歩いてた。
「えぇ♪ 順調よ、波嘉。」
波…嘉?
あぁ、電話中か。っつーか丸聞こえ。
「ねぇ、波嘉。そろそろ…真実を話さない?」
真実…?
「えぇ。じゃぁ、来週ね♪ バ~イ☆」
どこの人だよ…。って…俺には関係ねぇか。