アタシ×キミ
キーンコーンカーンコーン
聞き慣れた音で目が覚めた。
「えっ・・・やばっ」
急いでベッドから降りる。
「今、何時なんだろ・・・」
相変わらず保健室には
誰もいないみたいで
急いで教室に向かった。
「あ!響!こっちだよ!」
渡部の周りには女子が
溜まっていて紗絵が
見えない状態になってる。
なんだかなあ~
紗絵がこっちに走ってきた。
「響、大丈夫?
1限に保健室に行ったまま
お昼まで帰ってこないから
本当に心配したんだよ!」
紗絵が真顔で言ってくる。
「ごめん、ごめん!
昨日ちゃんと寝れてなくて
気づいたらぐっすりで・・・」
気づいたら、
渡部の取り巻きも
渡部自身もいなくなってた。
そのままやつは帰ってこず
その日は1日終わった。