Step by step
Sad day


【sad day】

忘れてしまっていたことを
ふいに突きつけられる

畏れていたのは
突きつけられる
ホントウではなく

必要以上に

思うより深く


知りながらも
過ごしていたという現実



辿る記憶の
片隅にあるのは
いつか君と見た
あの青々とした蒼空

ささくれだった心に
それは少しだけ
染み入って

視界が
ユラユラと震えた


雨が
降ってきたのだと
見上げた蒼空は
あの日のように
ひどく青く映った


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