Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人 Snow Again―
「えっ!」
「き、傷口が…無い!」
「…そうなの。私も驚きよ。その代わりに、ケイ君のロマンス・カッターが…」
未恋はケイに、刃がボロボロになって使い物にならなくなったロマンス・カッターを見せた。
「…ほのかさんのお陰かも。きっと私の事を守って…」
「無茶し過ぎだ!」
ケイは怒鳴った。そして未恋を右腕で抱き寄せ、また言った。
「…無茶し過ぎだよ、君は…
いや、君だけじゃない、ほのかだってそうだ!自分の大切な身体に傷を負ってまで、恋愛に懸けるなんて…
…女の子って、何で?みんな、そうなのか?」
ケイは未恋の顔にぶつかりそうなぐらい、自分の顔を近づけ言った。
未恋は、力強くケイに抱き寄せられ、まじまじと見つめられて、少し顔を赤らめた。そして、そっと微笑みながら言った。
「…解んないよ、そんなの。ただ、一生懸命なだけなんじゃない?
恋に対して、素直なだけ…
それは、ケイ君も、ね?」
未恋はそう言うと、ケイの左腕を包帯越しに掴んだ。
「き、傷口が…無い!」
「…そうなの。私も驚きよ。その代わりに、ケイ君のロマンス・カッターが…」
未恋はケイに、刃がボロボロになって使い物にならなくなったロマンス・カッターを見せた。
「…ほのかさんのお陰かも。きっと私の事を守って…」
「無茶し過ぎだ!」
ケイは怒鳴った。そして未恋を右腕で抱き寄せ、また言った。
「…無茶し過ぎだよ、君は…
いや、君だけじゃない、ほのかだってそうだ!自分の大切な身体に傷を負ってまで、恋愛に懸けるなんて…
…女の子って、何で?みんな、そうなのか?」
ケイは未恋の顔にぶつかりそうなぐらい、自分の顔を近づけ言った。
未恋は、力強くケイに抱き寄せられ、まじまじと見つめられて、少し顔を赤らめた。そして、そっと微笑みながら言った。
「…解んないよ、そんなの。ただ、一生懸命なだけなんじゃない?
恋に対して、素直なだけ…
それは、ケイ君も、ね?」
未恋はそう言うと、ケイの左腕を包帯越しに掴んだ。