Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人 Snow Again―
「私がここを訪れた理由は、まだあなたにはっきりと、私の事好きかどうか聞いてないからよ。
好きかどうか、さあ、どっち?」
「そ、そんな事急に言われても…」
ケイは動揺した。未恋はくすっと笑った。
「…今すぐって訳には行かないのは、百も承知。ほのかさんの事もあるし…
でも、これからの君を笑顔にしていけるのは、今の所、私だけだと思うわ。
私、自分の未来を信じて待ってる!ケイ君にも、ほのかさんにも認められて、いつの日かケイ君が、私をガールフレンドにしてくれる事を!」
「…」
「忘れたとは言わせないわよ?影祭りの夜、『君だけは幸せになってもらいたい』って私に言ったのを。」
ケイは思い出した。どこか積極的な所が、ほのかに似ている未恋に言ったその言葉を。
「ケイ、本当か?…いや、私はむしろ歓迎するぞ。勝手な事は言えんし、ほのかの事も有るので私の出る幕もその資格もないんだが。
…だがケイ、これだけは分かってくれ。少なくとも今の私は、心の底からお前の幸せを願っているんだと。」
好きかどうか、さあ、どっち?」
「そ、そんな事急に言われても…」
ケイは動揺した。未恋はくすっと笑った。
「…今すぐって訳には行かないのは、百も承知。ほのかさんの事もあるし…
でも、これからの君を笑顔にしていけるのは、今の所、私だけだと思うわ。
私、自分の未来を信じて待ってる!ケイ君にも、ほのかさんにも認められて、いつの日かケイ君が、私をガールフレンドにしてくれる事を!」
「…」
「忘れたとは言わせないわよ?影祭りの夜、『君だけは幸せになってもらいたい』って私に言ったのを。」
ケイは思い出した。どこか積極的な所が、ほのかに似ている未恋に言ったその言葉を。
「ケイ、本当か?…いや、私はむしろ歓迎するぞ。勝手な事は言えんし、ほのかの事も有るので私の出る幕もその資格もないんだが。
…だがケイ、これだけは分かってくれ。少なくとも今の私は、心の底からお前の幸せを願っているんだと。」