キミがいた場所
『早紀……?』
早紀の額に手をふれた。
『……すごい熱』

早紀のひたいは驚く程あつかった。
(ゼーゼーゼー)

『早紀、乗れよ』

僕はあつい早紀は背中におぶった。
早紀は背中でゼーゼーいっていた。


『おばさーん、おばさーん』

僕は早紀の家の前につくと大きなこえでおばさんを呼んだ。

『雄ちゃん』
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