ワタシという宝物
そんな豪速球を浴びせられたワタシ達は
多少の傷を負ったものの
無事に高校を卒業。

それぞれの夢を抱いて、
専門学校、短大、大学に入学した。

入学して半年。
ワタシ達は相も変わらず
恋愛談義を繰り広げていた。
…妄想で。





そんな話をしている中、
ワタシは人間の道理から外れているとは分かっていたものの
着々とその準備をはじめていた。


そう、



ワタシは『女』になりたかった。
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