ワタシという宝物
彼と面白くもないトーク番組を見ながら
笑い、他愛ない話をした。
そんな最中、
ワタシは思い巡らせていた。


バカなことしちゃったかな…


『眠くない?そろそろ寝ようか』


きた!!

ヤバイ!どうしよう!
どうしよう!


「…うん。」


そしてナギサくんは
【サナ】というもう一人のというワタシに優しくキスをした。


人生初めてのキス。
浅く、深く、濃厚な、味わったことのない激しいキスを繰り返した。
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