君と始めよう!!☆
ゆうまくんは
まだ唇を離さない。
さすがに私も
恥ずかしくなって
ゆうまくんの胸を叩いた。
でも叩けば叩くほど
抱きしめる腕の力は強くなった。
「んんーーー!」
もう恥ずかしいし
息続かないしで私は今
パニック状態です。
ようやくゆうまくんの唇が
離れた。
私は酸素を求めて
肩で息をする。
「つーことだから。
杏は絶対渡さねぇ!」
そう言ったゆうまくんの顔は
威嚇するような
刺々しい表情だった。