君と始めよう!!☆
私の知らない女の子だった。
なんでここにいるんだろう?
なんか用事でも
あるのかなー??
そんなことを考えていると
女の子が私を睨んできた。
それに気づいたのか
ゆうまくんがようやく
動き出す。
「なんでお前がここにいんの?」
無表情で冷めた口調。
私がこんな態度されたら
絶対に泣いちゃう。
でも女の子は平然としていた。
「だってゆうまくんに
会いたかったんだもん!」
私でもわかるような
ブリ声はなんだかわざとらしい。
「なんでお前と会わなきゃ
なんねーんだよ。」
冷めた口調がさらに
冷たく聞こえた。
「だってぇ、
私ゆうまくんの彼女じゃん?」
はっ?
私はその場で固まった。
ゆうまくんは不機嫌さと怒りが
入り混じったような
表情をしている。
突然女の子は私に
話しかけてきた。
「私、汐崎あかり(シオサキアカリ)。
ゆうまくんの彼女は私だから。
あんた、私のゆうまくんに
ベタベタしないでくれる?
ストーカーかよ。
家にも上がり込んで。
マジで迷惑。
消えろ。」
そこまで言われれば
もう泣く所ではない。
ふつふつと怒りが
込み上げてきて、私の本性が
出てきた。