君と始めよう!!☆
それから私とゆうまくんは
夕ご飯の買い物をしに行った。
今日はビーフシチューを
作ることにした。
カゴを持ってるゆうまくんに
食材を渡して行く。
ゆうまくんの空いている手は
私の片手を握っている。
私達、まわりから見れば
夫婦に見えるかな??
なんて淡い期待を抱いていたら
いつの間にか、
ゆうまくんの家に付いていた。
いつの間に!!?
「杏ー!何してんだー?
置いてくぞー??」
「待ってー!」
ゆうまくんを追いかけて
走っていく。
途中で段差があることを
忘れてて、
コケてしまう。
痛い!!
…ん?
痛くないっ…
「…あぶねっ!」
声がした上の方に
顔を上げると
ゆうまくんが私の体を
支えてくれている。
「ありがとうっ!」
私の言葉を聞くと
ゆうまくんは優しく笑った。