君と始めよう!!☆
「ねぇ杏ちゃん!
僕のこと環くんじゃなくて
“たまちゃん”って呼んで?」
突然言われたから戸惑った。
「……た…まちゃん?」
多分、私の顔が真っ赤だから
みんなつられて
真っ赤になったんだと思う。
ゆうまくんと目が合った。
ゆうまくんの顔が
なんだか不機嫌そうだった。
「杏。ちょっと来て」
ゆうまくんは私の腕を
掴んで屋上に連れて行った。
ゆうまくんに両手を掴まれて
向かい合わせにされた。