SuKi SuKi
「よし、ちょっと休憩するか」
「「はいっ」」
ボーッとさっきの
出来事を思い出していた私は
あわてて、部室へと向かい
タオルとスポーツドリンクを
体育館へと運んだ。
コーチの声に返事を返した部員たちが向かって来るのは、マネージャーである私のところ。
マネージャーは、私以外に2人いて、2人とも先輩。
先輩マネージャー2人は、
この時間いつも洗濯や、
体育館の床の掃除、
部室の掃除と忙しく働いている。
よって私が、
休憩に入った部員に
タオルとスポーツドリンクを
渡す役目なのです。
1番に柊くんに渡したい!
という気持ちを押さえて
続々とやってくる先輩部員に
「お疲れさまです!!」
と笑顔で手渡す。