SuKi SuKi

自分で自分が



ー柊sideー



大杉 柊(オオスギ シュウ)
高校2年のバスケ部。



2年になって
クラスが一緒になった
立崎 菜々(タチザキ ナナ)に

付きまとわれてる。



「いい加減にしろよ」


そう言って俺が突き放しても
ヘラヘラ笑って

「だってスキなんだもん」


何度もそう伝えてくる。


大抵の女は俺が少し
冷たくすれば

"イメージと違う"とか
"思ってたより怖い"とか
"そんな人だと思ってなかった"とか


俺を勝手に造り上げて
勝手に幻滅して離れてく。


「はぁ、だからおまえは
恋愛対象外だっつってんだろ!」


こいつと話してると
ため息ばっかり。


俺の幸せ逃げまくり(笑)




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