SuKi SuKi
「よし、ちょっと休憩するか」
「「はいっ」」
そう返事をして、
次々に休憩に入る部員達。
そんな中、すごい勢いで
俺のもとに突っ込んできた
先輩に全力で嫌な顔をする。
「なんっすか。」
肩を組まれた挙げ句
どんどんその顔が
近づいてくる。やべぇ。
男同士でそれはねぇ。
「先輩、俺そういう趣味ないんで。」
そう呟いた俺に、明らかに嫌そうな顔をした先輩が
「俺もねぇよ。」
やっと口を開いた。
なーんだ、そういう趣味ねぇのかよ。ちょっとガチで焦った。
「じゃあ、なんっすか。」
無駄に近いんだよな。
離れろよ、まじで。
男二人がこんな至近距離とか、周りからみたらやっぱ…なぁ?