あなたsyndrome


でもきっとあなたは
違うから。


新しく買ってしまった
あなたのかけらを
あなたに返して、

終わりにします。


きっとあなた、
私の気持ちに気づかない。

でもそれでいい。
私勝手に好きになってた
だけだから...。



だから...
放課後、教室で寝ていた
あなたの隣にぐみを置いて、
小さな声で




「好き。」



そう呟いて。


その場を立ち去ろうとしたの。



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