アナタの笑顔は私の特権。
「山本さん。席借りてるから」

毎日この台詞を聞くのに正直うんざりしている

でも春日君は何も悪くないからせめるわけにもいかず…。


「うん。いいよ」

そう答えるしかないのだ。

春日君の周りに集まる子は、今時って感じの可愛い子たち。

私とは世界が違う。

まぁ、チャイム鳴るまで美咲のところに行こう。


「前後の席になってから毎日大変ねぇ〜〜。」

「うん…。でも誰もが経験することだし。春日君せめるわけにもいかないでしょ?」

「まぁ、次の席替えまで我慢だね」

「うん…」

とまぁこんな感じの話をしていたらチャイムが鳴った。




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