アナタの笑顔は私の特権。
私のこと知ってるのかな…?

見覚えないんだけど…。

「凛?どうかした?」

「……あ、ううん。」


とりあえずお昼食べよう。
特に気にする必要もないだろうし。


「……あいつ知り合い?」

「…ううん。向こうは私のこと知ってるみたいだったけど…。」


「じゃあ、どっかで会ったのかもな。」

「……うん。」

なんか引っ掛かるんだけど、何も覚えてないんだよね。


彼のことを思い出すのは、もう少し先のこと…――。










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