アナタの笑顔は私の特権。
―ガラッ

図書館の扉が開いた。

「……あ、どうも」

あの後輩の子。
私たちを見て驚いてる。






――あ。

知ってる…。

確かにこの人を知ってる。


「…あの、名前聞いてもいい?」


「大和碧衣」


ヤマトアオイ?


「…っ」

「凛どうした?」

そうだ。
思い出した…。







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