アナタの笑顔は私の特権。
朔楽君はきっと何も食べていない。

お弁当渡したけど、食べる気配もない。


買い物に行ってこようかな…?


「…朔楽君、ちょっと買い物行ってくるね?」

「…ついて行こうか?」

「大丈夫。お父さんの側にいてあげて」


「……ああ」

だいぶ落ち込んでる。
当たり前だけど、朔楽君大丈夫かな…。



私もお母さんが死んじゃったとき、かなり落ち込んだもん。
立ち直るのに時間がかかった。

早く買い物して朔楽君の側にいよう。



それくらいしか私は出来ないから…。






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