アナタの笑顔は私の特権。
片付けが終わった頃、朔楽君のお父さんが病院から帰ってきた。


そのあと、親戚の人や、近所の人が線香をあげにきた。


私も線香あげなくちゃね…。


この時、初めて朔楽君のお父さんの顔を見た。


「…あれ?」


知ってる…。


この人どこかで…。







―――あっ…









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