アナタの笑顔は私の特権。
お通夜とお葬式には、美咲、裕司君、私の三人で行った。
私のお父さんは忙しいし、帰ってくるには時間がかかるから来れなかった。
朔楽君と一方的に別れると決めたことは美咲にしか言っていない。
「本当にいいの…?」
「……うん。美咲にしか言ってないから誰にも言わないでね」
「…うん…」
美咲はそれ以上何も言わなかった。
だって、こうするしかないでしょう?
朔楽君に事故のことを無理矢理思い出させてしまうかもしれない。
朔楽君は私を恨むだろう。
だったら自分から離れてくしか…。
朔楽君のためにも、
自分のためにも…。
私のお父さんは忙しいし、帰ってくるには時間がかかるから来れなかった。
朔楽君と一方的に別れると決めたことは美咲にしか言っていない。
「本当にいいの…?」
「……うん。美咲にしか言ってないから誰にも言わないでね」
「…うん…」
美咲はそれ以上何も言わなかった。
だって、こうするしかないでしょう?
朔楽君に事故のことを無理矢理思い出させてしまうかもしれない。
朔楽君は私を恨むだろう。
だったら自分から離れてくしか…。
朔楽君のためにも、
自分のためにも…。