アナタの笑顔は私の特権。
「あ。ほら。」

「え?」

「携帯。何かあったら連絡しろ」

「え?あぁっ…」

半ば無理矢理に携帯を奪われ、赤外線で番号とアドレスを交換した。

皆が欲しがる春日君のアドレスを簡単にゲットしちゃったよ…。


いいのかなぁ…。



「それじゃあ週末東駅でな」

「うん」


「勉強分かんないとこあったら昼休み来いよ。大体ここにいるから」

「うん。ありがとう…」

それだけ言うと春日君は図書館から出ていった。




意外に優しい人……?





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