先輩に一直線。
その瞬間だった。

私の隣を、『風』が通り過ぎていった。

ほんの一秒たらずの出来事で、

ほんのあっという間だったけど、

でも、私の隣をカレはさわやかに横切って行った。

風が、私の短い髪を揺らした。




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