あおぞら




「最初なに乗るー?」


眞樹は興奮して乗り物に向かって走る。

眞樹はまるで一度も来たことがないような子供のようだった。


「眞樹ー」



瑠美はそのお母さんのように眞樹を追いかける。




クスクス…




私と和樹は影でひそひそ笑う。




「2人も早くこいよ!」



眞樹が叫ぶ。


「いこっか?」



「いこっ」




私と和樹は手を握り瑠美と眞樹のほうに向かってゆっくり歩いた。
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