あおぞら




「どっちにするか考える時間がほしい……。」


と言った時にはもう私の家の前だった。



軽くうなずいた。




「信じてるから……」




和樹を信じてる…。


私を選んでくれるって信じてるから………。


「じゃ」



和樹は車を走らせた。



「和樹……。信じてるよ」




ゆっくり足を動かしながら自分の部屋へと向かう。
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