あおぞら
「………何で…和樹が………?」
かりんは驚いた口調で和樹に問いかけた。
「俺かりんが好きなんだ。かりんが一番だって思った」
え…?
今なんて……?
和樹の言葉に驚いた。
「心々…は?」
心々は…?
心々はどうしたの?
「心々とはもう会わないから…」
「本当…?」
信じてもいいのかな?
今度こそは和樹のこと信じていいのかな………?
「うん!」
和樹の声はまるで遊園地に行く時の子供のようだった。