あおぞら

｢じゃぁこれとかは？｣



和樹が指を指したところには、綺麗な指輪があった。



｢キレイ…｣




見とれるほど、キレイだった。



｢んぢゃこれなっ｣



｢うん！｣



和樹は指輪を手に取り、レジに出した。




後１つ置いてあった指輪の値段をみてみた。







─────────!?







１個７５００円!?




高くない!?




｢和樹っ、やっぱり違うのがいい!!｣




｢もう買っちゃったよ…｣




｢ぢゃお金だすから｣



高すぎるよっ



和樹がみた私の困った顔は和樹の心にあつく刻まれていた。





ポンっ




頭の上に何かがのっかる。



それは和樹の手だった。




｢和樹…？｣




｢心配すんなよ。そんくらい俺にも払えるから｣