あおぞら



「俺の親は俺が小さい頃に離婚したんだ。


そして母親についていった。

母親は俺が6歳の時に父親と父親の親に俺をちゃんと育てると約束した。



でもその約束はすぐ破られた。

2人ぐらしをして約一年。


俺は小学一年生になった。


でも母親は週に1回帰ってくるか帰ってこないかになりあまり家にいなくなった。


ある日、学校から帰り家についたとき知らない男と笑いあっていた。



母親のあんな笑顔を見たことはなかったんだ。

母親は男と遊ぶのが幸せなんだ。


ずっとそう思ってきた。



だから俺と中学時代ぐれてた。




でもあいつは親じゃないから呼び出されたりされても来なかったんだ。



あいつはこういう奴だよ。



あいつは俺の親じゃないんだ。



俺に親なんていない…。」





目が潤んで前にいる和樹がよく見えない。


和樹にそんなことがあるなんてしらなかった…。
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