あおぞら



喜んでくれるかな。


どんな顔をしてくれるかな。





ピンポーン───────






ゆっくりと手を出しインターホンを押す。




「…はーい」





「和樹っかりんだよ♪」




和樹の態度は一変した。





「かっかりん!?何で早いの!?」





「なんでってバイトがすぐ終わったから…」




和樹はなぜか慌てているようだった。
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