紙ヒコ―キ



あたしは、宮地葵に笑ってほしいんだ。





……心から。





…………。





あっ……。





あたしは、そこで思いついた。





「あの……その女の子の家って…」





「それは…前に私達が住んでいた街だけど…。どうして?」





「ご両親に、会いに行きたいんです。」





そう言うと、真里子さんはビックリした顔であたしを見た。




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