紙ヒコ―キ
「ただいまー。おばあちゃん、ごめんね!」
慌ててリビングに行って謝る。
「おかえり。心配したけど、無事で良かったよ。」
おばあちゃんは、そう言ってあったかい笑顔をくれた。
おばあちゃんには、ほんと…心配かけさせてばっかだね。
ごめんね…おばあちゃん。
そして……いつもいつもありがとう。
「ご飯食べようか。」
「…ッうん!!」
おばあちゃんに負けないくらい、あたしも笑顔で返事した。
おばあちゃん、あたし…すきな人のためにこれから頑張るね。
宮地葵が笑った時には…あたしも成長してるといいな…―――。