紙ヒコ―キ
―――そうして、あたしは。
毎日、彼女の家に行った。
だけど、会う事を拒否され続けてる。
…でも、あたしも諦めないで通ってる。
誰に何と言われようと、あたしは…宮地葵が笑ってくれるまで頑張るって決めたんだからッ!!
だから…許してほしいんだけどな…。
せめて、話だけでも聞いてくれたら…。
季節が変わり始めて、冷たい風が吹くようになってきた。
最近、陽が落ちるのが早くて、時間が限られてきたんだよね…。