紙ヒコ―キ



「それから…笑う事が出来なくなった。すごく辛くて、苦しかった。……でも、そんな時、友達があたしの傍にいてくれた。…あたしは今、その友達のおかげで笑っていられる。だから、あたしも…宮地葵の力になりたい、そう思ったんです。」





「………」





「宮地葵は…あなたが許さない限り、きっと笑えない。」





「………」





「…宮地葵は、あなたの娘さんを大事に想ってましたか?」





今なら。答えてくれる気がした。





「……そうね。とても、いい子だったわ。」





!!!





認めて、くれた……。





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