紙ヒコ―キ



「…ん?」





あたしの小さい声に葵が答えてくれた。





もう、それだけで嬉しくなってしまう。





「あのさ…時間ある?」





「時間?…あるけど。」





「じゃあ、うちに来て。」





「……お前ん家?」





葵が不思議そうにあたしを見る。





「うん。」





ここから先は言わないけどね。





着いてからのお楽しみ。




< 226 / 275 >

この作品をシェア

pagetop